生産者の声・木村 茂さん

Grains 初山別村

木村 茂さん

もち米

徹底した管理の「もち米団地」で
赤飯用も切り餅用も、どちらも生産!

Interview
初山別村で生産されているもち米の種類と特徴はなんですか?

初山別村では風の子もち、きたゆきもち、はくちょうもち、きたふくもちの4品種です。風の子もち、きたゆきもち、はくちょうもちはみんな同じような特徴で、硬化性は悪いけども、柔らかいので食感が良く、赤飯などに使用されることが多い。きたふくもちだけ違う特徴をしていて、蒸した後硬化性が早いので、もち製造工場などの業者に喜ばれていますよ。切り餅に使用されることが多いですね。

美味しいもち米を作るために工夫していることはなんですか?

このるもいエリアは、日本海の海岸の地域なので、近年問題になっている異常高温になりづらいため比較的品質は良いと思いますね。美味しいもち米ができやすいですよ。また、うるち米の混入を防ぐためもち米だけを作付けする地域団体のことを『もち米団地』といいます。初山別村はもち米団地を取り入れ、もち米作りを徹底しています。あとは、田んぼの水管理。落水を遅くすることで、登熟時の干ばつを防ぐことができるので、日ごろから田んぼの見回りをし、管理作業に力を入れています。

もち米作りで大切にしていることはなんですか?

もち米だからといって特に特別な作業はありません!丈夫な苗を育てるために、春から始まるハウス内での作業ではハウスの温度管理に努め、丁寧に田植えをし、水田の水管理や害虫に荒らされないように見回りして、稲刈りまでじっと待つのみ。あとは、少しでも収量が多くなるように、JA職員やもち米生産者との情報交換で日々勉強していますね。産地全体の品質向上も目指しています。