生産者の声・杉本 充さん

Livestock 天塩町

杉本 充さん

酪農

搾乳ロボットを導入した
新しい酪農のカタチ

Interview
美味しい牛乳を作るために大切なことはありますか?

ひとつは栄養価の高い牧草をつくること。牛が好む牧草を私たちが作ってあげることで美味しい牛乳ができると思っています。私は、牧草や牛のエサ用トウモロコシを発酵させたものを利用して、質の高い自給飼料を給与できるよう取り組んでいます。そして、牛舎内の清掃にも力を入れています。快適な環境であれば、牛たちもストレスなく、いい牛乳ができると思いますね。あとは人間も同じですが、健康が一番ということ!少しでもいつもと違うなと思ったら、獣医さんに診てもらい原因を特定し治療します。

搾乳ロボットとは。メリットを教えてください。

搾乳作業をロボットが行います。乳が張ってきて搾ってほしい時、エサが欲しい時、牛が自ら機械に入っていくんですよ。ロボットで搾ると乳量が目で確認できるので、一頭一頭データで管理することができます。うちにはロボットを導入していない牛舎もありますが、ロボット搾乳に適さない牛は、そちらで管理、搾乳をしています。ロボットの導入で、時間に余裕ができました。搾乳以外の仕事に時間をかけられたり、家族との団らんの時間が増えたりと、メリットはたくさんありますよ!時代は変化していますね!

酪農にかける想いを教えてください。

品質のいい牛乳をつくるぞ!という想いで、暑い日も寒い日も毎日頑張っています。皆さんに美味しい牛乳を届けたいと、全ての酪農家が思っていると思います。町内の酪農家同士やJA職員と意見交換をしながら、より良い生乳生産を目指しています。酪農という職業は、どうしても大変というイメージが強いです。ですがプライベートの時間や家族との時間を大切にしたいと思い、3軒の酪農家を集めて会社を設立し、スケジュールを調整しながら、従業員を派遣し農休日の確保を実現しております。天塩町では、新規就農者や酪農ヘルパーの募集をしているので、1人でも多くの人が天塩町で働いてくれると、とても嬉しいですね!